Raspberry Piにキーボード・マウス・モニタなしでOSセットアップ
ちょっとやりたいことを思いついてRaspberry Piをセットアップしました。Raspberry Piを触るのは、たぶんですが2016年2月ごろ以来です。
キーボード・マウス・外部モニタのないRaspberry PiにOSをインストールしてSSH接続できるまでを設定します。
OSイメージをSDカードに書き込み
SDカードにOSのイメージを書き込みます。いまはRaspberry Pi Imagerというツールで書き込むのがいいようです。WindowsやMacで動くアプリですので、これを使いました。
「圧倒的に速い」──ラズパイにOSをインストールする新ツール「Raspberry Pi Imager」- ITmedia NEWS
このツールを起動すると書き込むOSを選択できますので、Raspberry Pi OS (32-bit) Liteを選択しました。Liteは2GBの小さいSDカードにも入ります。Liteでないほうは4GB必要です。手元にあったSDカードが2GBしかなかったので、Liteにしました。
このツールを使って書き込みが終わるとPCからアンマウントされるようです。Windows PCで作業したのですが、SDカードを挿し直すとWindowsのExplorerからSDカードの中が見れました。
この中に ssh
という拡張子なしの3文字のファイル名で空ファイルを作成します。理由は以下のページに書いてありますが、Raspberry PiでSSHサーバを自動起動させるためです。
SSH (Secure Shell) - Raspberry Pi Documentation
自宅LAN内のIP割り当てを確認
このあと起動するRaspberry PiはIPアドレスがわからないとSSH接続できません。起動する前に自宅LANに接続しているIP一覧を見ておきます。Raspberry Pi起動後にも同じものを見て、増えているIPがRaspberry Piということです。
arp -a
というコマンドで見れるようです。このコマンドはMacでもWindowsコマンドプロンプトでも動きました。
$ arp -a
Raspberry Pi起動
SDカードをRaspberry Piに入れて、LANケーブルと電源を接続します。
しばらくしたから上記の arp -a
をもう一度実行して、増えたIPを確認します。
IPがわかったらssh接続します。
$ ssh pi@192.168.XXX.XXX
ユーザ名は pi
、パスワードは raspberry
です。以下のページに書いてあります。
Installing operating system images - Raspberry Pi Documentation
これでRaspberry PiにSSH接続できます。
pi@raspberrypi:~ $ ls -al total 28 drwxr-xr-x 3 pi pi 4096 Sep 20 11:03 . drwxr-xr-x 3 root root 4096 Aug 20 11:31 .. -rw------- 1 pi pi 7 Sep 20 11:03 .bash_history -rw-r--r-- 1 pi pi 220 Aug 20 11:31 .bash_logout -rw-r--r-- 1 pi pi 3523 Aug 20 11:31 .bashrc drwx------ 3 pi pi 4096 Sep 20 11:00 .gnupg -rw-r--r-- 1 pi pi 807 Aug 20 11:31 .profile pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/os-release PRETTY_NAME="Raspbian GNU/Linux 10 (buster)" NAME="Raspbian GNU/Linux" VERSION_ID="10" VERSION="10 (buster)" VERSION_CODENAME=buster ID=raspbian ID_LIKE=debian HOME_URL="http://www.raspbian.org/" SUPPORT_URL="http://www.raspbian.org/RaspbianForums" BUG_REPORT_URL="http://www.raspbian.org/RaspbianBugs"