Keyball44のファームウェアを変更してみる
前回の記事の続きです。
この記事の内容は、先月のKeyball制作直後にためしにKeyball44のファームウェアを変更してみた作業メモです。
以下の記事で紹介されているファームウェアを入れてみます。
ファームウェアをビルドする環境の作成が必要です。以下の公式ドキュメントを見ながらセットアップします。
環境ができれば、以下のようなコマンドでビルドできます。
qmk compile -kb keyball/keyball44 -km takashicompany
hexという拡張子のファイルが生成されるので、これをKeyballに書き込みます。
Keyballへのファームウェアの書き込みは、以下のツールからできます。
Pro Micro Web Updater
- Choose Fileを押して、hexファイルを選択
- flashボタンを押す
- Keyballについているリセットのタクトスイッチを素早く2回押す(私はUSBを接続しているほうで押した)
- 接続先にPro Microの選択肢が現れるのでそれを選択する
- 書き込みが終わるまで待つ
最初は左右両方のKeyballに同じファームウェアを書き込む必要があるようです。ファームウェア修正時は修正内容によってはUSBケーブルを接続している側だけ書き込めば動くようです。
RemapのサイトでKeyball44に接続し直すと、レイアウトは次のようになりました。
Keyball制作直後にこのファームウェアにして少し触ってみた結果、私にはどうも合わなそうだと感じました。
トラックボールを少し動かすと自動でレイヤーが変わりマウスボタンの操作ができるようになるという挙動が私には馴染めませんでした。
そのため、ファームウェアを戻すことになったのですが、この方のファームウェアのソースコードを見て、ファームウェアのソースのいじり方がわかりました。ソースコードが大いに参考になったので、次の私のファームウェアカスタマイズに活かせることになりました。
Pro Micro Web Updaterで私がハマった点
この Pro Micro Web Updater はChoose Fileでhexファイルを選択して書き込むと、そのあとファームウェアをビルドしなおしてhexファイルを選択しなおしてもhexファイルの変更が反映されないようなのです。ビルドしなおして、ファームウェアを書き込みなおしてもKeyballに動作が反映されないという現象に悩まされました。どうやらPro Micro Web Updater のページを都度リロードしてhexファイルを選択しなおせば、新しいファームウェアの書き込みが行われることがわかりました。