TeXで微分のときよく使う縦線の書き方

TeX微分のときよく使う縦線の書き方です。微分じゃなくても使うときあります。

縦棒自体は | だけでも書けますが、必要な高さを確保するために \right| と書いて、高さを合わせるために項の左側に \left. と書きます。

\left. \frac{d}{dx}f(x) \right|_{x=1}
 \displaystyle
\left. \frac{d}{dx}f(x) \right|_{x=1}

大きいカッコは中身と高さを合わせるために \left(, \right) などと書きますね。それと同じ使い方のようです。

\left[ \frac{F(x)}{2} \right]_{x=0}^{x=\pi}
 \displaystyle
\left[ \frac{F(x)}{2} \right]_{x=0}^{x=\pi}

\left. のようにドットを書けば高さを合わせる機能だけ持って、表示はしない、ということのようです。

(この記事に書いているTeXのコードははてなブログで必要なエスケープは含まれていません)