Metabaseの使い方:用語のまとめ

Metabaseはオープンソースのデータ可視化ツールです。Metabaseの用語と用語相互の関連性についての説明です。

Metabaseを初めて触るときには Question, Dashboard, Collection の関係性を把握してからにするとわかりやすいです。MetabaseにおいてはQuestionが一番重要な要素です。

Question

  • Metabaseでのデータの表示や分析はすべてQuestionというものになっている
  • 1つのチャートや1つのレコード一覧表示が1つのQuestionという扱い
  • チャートの種類にもいろいろある
  • 棒グラフのバーをクリクするなどして、掘り下げることもできる
  • 作ったQuestionはそのMetabase内で他のユーザに共有できる
    • Metabase内の特定のユーザグループに権限を開けたり、Public Sharing(共有URL)を作成してで任意の人からアクセスできるようにできる

使い方はこちらを参照

MetabaseのQuestion画面の使い方

Dashboard

  • 毎朝とか定期的にチェックすべき複数のQuestionを1ページに集めたもの
  • Dashboardは複数作ることができる
  • Dashboard上にあるチャートのタイトルをクリックすればそのQuestionのページに移動する(そのグラフを拡大できる)
  • 棒グラフのバーをクリクするなどして、掘り下げることもできる
  • 作ったDashboardはそのMetabase内で他のユーザに共有できる
    • Metabase内の特定のユーザグループに権限を開けたり、Public Sharing(共有URL)を作成してで任意の人からアクセスできるようにできる

使い方はこちらを参照

MetabaseのDashboard画面の使い方

Collection

  • Dashboard、Question、Collectionを入れられるフォルダ
  • CollectionにCollectionを入れることもできるので階層を持たせられる
  • 「Our analytics」と「My Personal collection」という2つのCollectionが始めに用意されている
  • 「Our analytics」というCollectionは階層のルートに相当する

Question, Dashboard, Collectionの関係

  • Collectionは0個以上のDashboard、Question、Collectionを入れられるフォルダみたいなもの
  • Dashboard、Question、Collectionは最大で1つのCollectionに属する
  • Dashboardは0個以上のQuestionを参照する
  • Questionは同時に複数のDashboardから参照されうる
  • Questionは1つのDatabaseを参照する
  • CollectionやDashboardはその中の複数のQuestionを通して複数のDatabaseを間接的に参照しうる

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Collection、Dashboard、Questionはそれぞれ画面があり、URLも個別に存在する。

その他の用語

Database

  • 分析する対象となるデータが保存されているデータベース
  • PostgreSQLMySQLGoogle BigQuery、Amazon Redshift、SQL ServerSQLiteなどに接続できる
  • Metabaseインストール時点で「Sample Dataset」というDatabaseが内蔵されている
  • 管理者権限で接続情報を設定し、それに名前をつける

Automatic exploration

  • テーブルの内容をある程度自動で分析してくれる機能
  • いろんな軸でたくさんのグラフを自動で作って表示してくれる
  • 知りたいこと・参考になることが出てきてくれるかはわからない
  • この機能のことをX-Raysと表示されている箇所もある
  • たくさんのグラフはすべて自動で生成されたQuestionになっている

Automatic explorationについてはこちらも参照

MetabaseのQuestionに至る画面遷移

Pulse

  • メールやSlackで定期的にレポートできる機能

リンク

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