2020-07-07 AWS RDS Auroraのクラスタ構成 AWS Amazon Auroraのインスタンス、AZ、エンドポイント、クラスタボリュームの関係のメモです。 ※この図は、レプリカを3台用意して2つのAZに配置した例。もちろん3つのAZにレプリカを配置することも可能。 ストレージとコンピューティングが分離している 2種類のDBインスタンス プライマリDBインスタンス 読み書き可能 クラスタに1台のみ レプリカ 読み込みのみ可能 クラスタに最小0台、最大15台 プライマリDBインスタンスの障害時にはレプリカのうちの1台がプライマリにフェイルオーバーする クラスタボリューム データはインスタンスではなくクラスタボリュームというリージョン内AZ横断の単一の仮想ボリュームに保存される データは3つのAZにコピーされ、各AZで2つのコピーがあるので、全体で6つのデータのコピーが存在 この構成はインスタンスの構成とは無関係 たとえインスタンス1台であってもデータは3つAZに6つのコピーが存在 書き込みは6つ同期的に実行 ディスク障害時は自動で復旧 エンドポイント クラスターエンドポイント(ライターエンドポイント) 読み書き可能 プライマリDBインスタンスに接続 フェイルオーバーすると接続先が自動で変わる リーダーエンドポイント 読み込みのみ可能 レプリカに接続 複数のレプリカインスタンスがある場合は自動で負荷分散する レプリカがないクラスタではプライマリDBインスタンスに接続する カスタムエンドポイント インスタンスタイプの異なるレプリカインスタンスが混在するなどして、レプリカを使い分けたい場合に作成して利用できる インスタンスエンドポイント プライマリDBインスタンスやレプリカインスタンスごとに存在するエンドポイント サブネットグループ クラスタ作成時にサブネットグループを指定 サブネットグループは最低2AZ必要 クラスタ作成時はサブネットグループの中からAZが自動で選択される インスタンス追加時はインスタンスごとにAZを指定 マルチマスタークラスタ DBインスタンスの種類に区別はなく、すべてのインスタンスが読み書き可能 グローバルデータベース クロスリージョンのレプリケーションができる