p値が同じでも分布によって確率密度関数の値はぜんぜん違う

p値が同じでも分布によって確率密度関数の値はぜんぜん違うことの確認です。違うのは当たり前ですが、こんなに大きく違うとは思ってませんでした。

以下の実行例はPythonインタプリタです。

確率密度関数と累積分布関数を計算するためのインポート。

>>> import scipy.stats as stats

↓標準正規分布でp値が片側0.05での確率密度関数0.1031

>>> stats.norm.cdf(1.6449, 0, 1)       
0.9500047825316537
>>> stats.norm.pdf(1.6449, 0, 1)
0.10312777369994584

↓自由度5のt分布でp値が片側0.05での確率密度関数0.0638

>>> stats.t.cdf(2.0150, 5)
0.9499969138365969
>>> stats.t.pdf(2.0150, 5)
0.06380091708872761

↓自由度1のt分布でp値が片側0.05での確率密度関数0.0078

>>> stats.t.cdf(6.3138, 1)
0.9500003776783301
>>> stats.t.pdf(6.3138, 1)
0.007789480655167714

自由度が小さいほど、裾野が広いからその分確率密度関数の値が小さくなるのでしょう。

リンク

確率分布に関する私の記事